あの金で何が買えたか―バブル・ファンタジー
村上 龍 (著) 
 十数年前、バブルが崩壊した頃に出版された「愛と幻想のファシズム」で人気をはくした村上龍の絵本。
ここ数年で金融機関や大企業にがかかえた負債の額。いくら新聞で読んでも一体どれくらいの価値があるの想像つかないものです。企業や銀行の公的資金として使われた巨額の税金を、有名スポーツ選手の契約金やグレート・バリアリーフの保護にかかる費用1年分など、様々なものに置き換えて、はまのゆかさんのかわいらしいイラストと共に分かりやすく提示した絵本の文庫本が発売になりました。ハードカバーが出版されてから2年の月日が流れても未だに取り上げられる企業の不良債権問題について村上氏と慶応義塾大学教授の竹中平蔵氏の対談も掲載されています。(朝)