1999年に第十五回講談社エッセイ賞を受賞した、阿川佐和子と壇ふみの抱腹絶倒の交換エッセイです。二人とも著名な作家を父にもち、見目麗しき才女であるという共通点を持ちながらも、性格や考え方はまるで正反対です。もともとプライベートでの仲のよさが今回の共著を呼んだようですが、そんな二人の絆をより固くしているのはもう一つの共通項、「独身である」ということ・・。
長年の友情から育まれたのでしょうか、お互いに相手のことを歯に衣を着せぬものいいで的確に描写し合う様はまさに抱腹絶倒。私は何度も電車の中で「くすっ」とやってしまいました。最初から早速笑わせてくれます、一部本文より抜粋・・壇ふみ→阿川佐和子:「アガワは五十回の見合いのかいもなく、いまだに独り身でいる。」・・であるとか、阿川佐和子→壇ふみ:「朝、起きたとたんに『お腹がすいた』とわめく女優を一人知っているが」・・などなど。本当に仲がいいんでしょうか、いや仲がいいからここまで書けるんですね。(^^;)
ただおもしろいだけではなく、普段から文章を書く仕事をこなす二人ですから、美しくみやすい文章はさらりとした読後感を与えてくれます。読むと元気の出るようなエッセイです、夏バテ気味の方にオススメします。美しきお二人のパワーを分けてもらいましょう!(素) |